‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

小川の辺

折角、ららぽーと柏の葉へ来たのだからということで映画を観て帰りました。ちょっと中途半端な時間だけど、観たかった「小川の辺」を。この調子だと「もしドラ」は見られそうにないなぁ。

卓越した剣の腕を持つ海坂藩士・戌井朔之助に下った藩命は、親友の佐久間を討つこと。藩政を痛烈に批判して脱藩した佐久間への裁きだった。民を想って正論を訴えた友を斬らねばならぬのか……朔之助の心は揺れた。しかも佐久間は、妹・田鶴の夫。田鶴は武士の妻として、手向かってくるに違いない。妹を斬ってでも主命に従えと諭す父に、涙を流す母。妻は夫の身を案じながらも、気丈に振る舞う。翌朝、朔之助は田鶴への想いを秘めた奉公人・新蔵を連れ旅立つ。二人の隠れ家は、兄妹と新蔵が幼い頃に遊んだような、小川の辺にあった。そして遂に朔之助と佐久間が向き合う……。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD18020/

藤沢周平な映画。
山形から行徳への旅がほとんどで、とてつもなくまったりした映画でした。クライマックスとしては佐久間との斬り合いがあるわけですが、それまでが低調すぎる気がしました。随所で回想シーンにはなるのですが、それもあまり大きな波はなかったので、もうちょっと何かあった方が良いかなと思います。
映像はさすがとでも言うのか、きれいな風景ばかりでした。よく見つけて来ますよね。
佐久間との決闘シーンはなかなかのものでした。菊地凛子との戦いの方はイマイチでした。
新蔵がずっと「若旦那様」と呼んでいたのが、最後に「朔之助様」になったことでまとめた感じにはなっていましたが、なんかその辺の話も汲み取るには情報が少なすぎる気もしました。