‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

女王の教室SP・エピソード2 悪魔降臨

グレー真矢から黒マヤになるまでのストーリー。
昨日書いたのですが、女王の教室好きにはよく分かるけど、初めて見る人だとどうなのか・・・って感じはしました。
はてなダイアリーをちょっと回った感じでは、結構肯定的な方が多いようですが・・・。
教壇に復活した真矢。一見なんともないクラスだが、すでに2人も担任が辞めているとのこと。宮内英二という子がしたたかで、クラス全員逆らえない状況。状況は真矢も分かっているが、親が出てくると・・・。
イジメのターゲットは翼くん。翼は英二に幸せにはなれないから死ねといわれ続け、クラスの全員からイジメられる。英二にやめるように言うが、逆にワナにはめられ、担任をはずされる。真矢に事実を話したことに対して英二は翼を執拗に責め、翼は・・・。
川に浮く翼が、真矢の息子・翔の死んだときを思い出させる。翼は一命を取り留めたが、真矢は人の痛みを分からない英二を体育倉庫に連れて行き、人の痛みを知れと言う。ソレに対し英二は「なんで人を殺してはいけないんですか?」と返す。英二はカッターで切りつけ、バットで殴りかかる。最後には首を絞める・・・。真矢は逆に首を絞め返し「死ぬときは痛いから、苦しいから、死にたくないって叫びたくなるから、これが痛み・・・。人は死んだら家族にも会えない、友達にも会えない。その人の大切な夢や希望や思い出まで全部消えてなくなってしまう。この世に生きている人の未来を奪う権利なんて誰にもない。だから人を殺してはいけない」と言う。
真矢はこの一件で再教育センターに送られることになる。教師を辞めようかと思っていたところ、翼に出会う。翼は学校にちゃんと行っており、英二がその後、逆に無視されるようになり、結局学校を辞めることになったと真矢に言う。
真矢は英二の親に「愛するのと甘やかすのは違う。子供に自分の価値観を押し付けている」と言い、英二に「いい加減目覚めなさい。親の言いなりになり、コンプレックスを持って生きていくのか?」と問いかけ、一番イジメられていた翼が心配してくれている、翼は英二よりも「ずっと強い」と・・・。真矢の言っている奇跡がココにあったわけですね。
真矢の過去が次々と明らかになって、黒マヤへと進化する過程がしっかりくっきり見えましたねぇ。最後の「甘いわよ。まだそんな顔じゃ・・・」というところに、悪魔になる決意を新たにする真矢を見ましたね。
この終り方はフツーだったらありえませんね。女王の教室という作品だからこその最後ですねぇ。
翼がイジメられるシーンは結構キツイって人も多いかもしれませんね。まぁ僕は冷血人間なので・・・。
まだまだ考えがまとまらないし、本当にいい先生って何か分からないけど、考えるキッカケとなるドラマであったということにスゴく意味があったと思いますよ。ここまで徹底したつくりであったことに感動を覚えます。次回作はないけど、女王の教室は僕の中で伝説でありつづけるでしょうね。