‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

人類資金

阪本順治監督、佐藤浩市主演で、敗戦直前に旧日本軍が隠匿したとされる財宝、通称「M資金」をめぐって繰り広げられる陰謀を描いたサスペンス大作。金融ブローカーを名乗って詐欺を繰り返す真舟雄一の前に、石優樹と名乗る男が現れ、M資金を管理しているという財団「日本国際文化振興会」が真舟を呼んでいると伝える。M資金の存在を信じていなかった真舟は、半信半疑のまま財団のビルを訪ねるが、そこで防衛省の秘密組織の人間に襲撃を受ける。石の助けでその場を逃げ延び、次に会った本庄一義という男から「10兆円のM資金を報酬50億円で盗み出してほしい」と依頼された真舟は、M資金に隠された秘密をめぐる争いに引き込まれていく。「亡国のイージス」でも阪本監督とタッグを組んだ作家の福井晴敏による書き下ろし小説を原作に、福井と阪本監督が共同で脚本を執筆。佐藤のほか、香取慎吾森山未來観月ありさオダギリジョー仲代達矢、韓国のユ・ジテ、アメリカのビンセント・ギャロら豪華実力派キャストが集結。ロシア、タイ、日本、アメリカの4カ国で撮影が行われ、米映画以外では初となるニューヨークの国連本部での撮影も敢行された。

http://eiga.com/movie/78192/

松竹系の映画ということもあって、いつも行く錦糸町のTOHOシネマズではやっていません。仕方ないので市川コルトンプラザのTOHOシネマズにて。平日ということもあるでしょうが、観客は少なかったです。
亡国のイージス」は原作は結構良かったのに映画になるとイマイチだったのですが、今回もそのパターンなのでしょうか?原作は読んでいませんが、なんとも言えない残念さが出ている映画でした。
香取慎吾の演技も気にはなりましたが、その前に演出としておかしいだろというところが多かったですね。人類資金の意味は分からなくもないですが、その結果がPDAというのはかなり無理がありますね。通信回線や電力もそうですが、そもそもPDAがあったら教育が上手くいくというのはおかしな話です。これでは笹倉(香取慎吾の方)がただの狂人とも言える展開になってしまっています。
国連での演説もなんとも現実味のない話になっていて、財団のアメリカ側の方がまともな判断をしているように見えてしまうという、説得力に欠く映画でした。
佐藤浩市は流石だと思いましたよ。森山未來がかなりの好演をしていたのが救いですかね。
それにしても残念。