‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

沈まぬ太陽

エンドロールの最後に「これはフィクションであり・・・」というよくある言葉が出てくるのですが、まぁ誰が見てもフィクションとは言えない映画です。もちろんフィクションの部分はあるでしょうが、明確にモデルとなる人物、企業がありますからね。
3時間を超える長時間の作品ですので、途中で10分間の休憩が入ります。さすがに休憩がないとキツイでしょうが、映画の長さは気にならないくらい、最後まで集中して見ることができる作品でした。
日本航空がちょうど話題になっているこの時期に公開になったのは何かの縁なのでしょうが、映画で見せられるのは企業としての体をなしているとは言い難い航空会社の物語でした。なくなってしまって当然なのかもしれませんね。観たあとに不安を覚えたのは、日本航空だけでなく、この国自体が10年後にきちんと存在していられるかということでした。漠然とした不安を最近よく感じます。
角川映画だからできた作品だと思います。
黒マカの効果