‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

容疑者Xの献身

今日は錦糸町のTOHOシネマズで観てきました。人多い!まぁでも後方センターに座れたので良かったです。
ドラマの人気は知っていたのですが、ドラマ版は結局途中の1・2話程度しか見ることができませんでしたねぇ。原作のほうも残念ながら読んでいません。ということで、なんとなくの知識しかない状態です。

物語は靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め、訪ねてきた事から始まる。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85X%E3%81%AE%E7%8C%AE%E8%BA%AB

湯川をして天才と言わしめる数学者の石神ですが、今は自分の授業を理解できない生徒ばかりの高校の数学教師。人生に絶望し、隣人に救われたということで、そこにもストーリーがあるのでしょうが、映画では多くは語られません。湯川は彼の天才的な頭脳が犯罪にしか使われなかったことを嘆きます。作中では4色問題、ポアンカレ予想(だったかな?)などが登場しました。作中で言われるのですが、4色問題はコンピュータを使った若干力技な証明が行われているようで「美しくない」ということは実際に言われているようですね。
四色定理
天才数学者vs天才物理学者という立場の作品かと思いきや、そういう色はあまり強くなかったです。展開としてもキレイで、素晴らしいミステリーになっているのではないでしょうか。
見ている途中で「そうか」と結論は分かって、スッキリです。殺人の動機は不合理なものですが、これもまたナゼそうなったのか・・・。そこはやはりきちんとは分からないものですね。
この作品を観て思い出されるのがシャーロック・ホームズの言葉。「全ての不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる」(When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.)
シャーロック・ホームズ - Wikipedia
石神がまさかというのはあっても、それが真実ということですよねぇ。
作中でも湯川の若さを石神が指摘しますが、福山雅治は本当にカッコイイなぁ。ハマリ役ですね。堤真一さんもカッコイイのですが、石神という役柄から今回はなんとも冴えない風体を作り出していました。
岡美里役の金澤美穂が非常に良かったですね。この後の活躍に期待できますねぇ。
http://ameblo.jp/kanazawa-miho/
製作として亀山千広さん。流石、イイ作品にしてくれますねぇ。このままテレビ局に映画を奪われるのかな。
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