‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

47RONIN

大石(真田広之)率いるサムライたちは、吉良(浅野忠信)とミステリアスな女ミヅキ(菊地凛子)のたくらみによって主君を殺され、自然が豊かな赤穂の領地を追われてしまう。さらなる謀略を企てる吉良の野望を阻止し、主君の敵を討つべく集まった47人の浪士たちは、はぐれ者の混血青年カイ(キアヌ・リーヴス)と手を組むことに。わずかな人数の彼らは、明らかに戦力差のある敵の軍勢の戦いに命を賭して身を投じる。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id346791/

忠臣蔵を大胆にアレンジした作品と書かれている解説もありますが、大胆にしても凄すぎるアレンジ。むしろ、47人の主君を亡くした武士が仇討ちをするというストーリーのみを聞いて、江戸時代の日本を妄想して作ったとしか思えない作品でした。日本人には常識として刷り込まれている部分があるので、この作品を作ることはできないでしょう。
江戸時代は泰平の世であったはずなのに、なぜか武士は常日頃から甲冑を身につけていたり、なぞの獣と戦っていたり。浅野内匠頭は上役というイメージからなのかやけに年を取っていて、大石と吉良は結構若い。吉良は旗本だったような気がするのだけど、まぁそういうレベルの話をするような映画ではないですね。
キアヌ・リーブスは天狗に育てられた混血青年という役。天狗にもちょっとビックリ。想像上のモノをさらに想像してるからなのか、なんとも言えない形をしていました。ハリー・ポッターの敵キャラっぽい形をしてました。
菊地凛子が演じるキツネは異常に強い。妖術にしてもなんでも出来過ぎるだろ。最終的には龍になっていました。キツネじゃないのかよって、観ている人がみんな思ったと思います。急に富や権力を持った人のことを「狐憑き」と呼ぶこともあるので、そういう意味では日本っぽいかもしれないですけどね。
とまぁ、突っ込みどころが多すぎてストーリーどころではない映画でした。最後まで苦笑いが絶えなかったです。