‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

252−生存者あり−

錦糸町楽天地シネマズ錦糸町で観ました。席は綺麗になってるけど、建物自体が古いらしい。音響がもう少し良ければなぁとは思うところです。

関東に直下型地震が発生して数週間後、都心の機能は回復しつつあった。しかし、この地震の影響で海水温度が急上昇、それは巨大台風を発生させ、その脅威が臨海副都心に迫っていた。東京消防庁ハイパーレスキュー隊が必死の救助にあたるなか、音波探索機が高潮による水没で壊滅した新橋の地下から「2、5、2(生存者ありの暗号)」の音をキャッチ。ハイパーレスキューの暗号を知っている人間が地下に閉じ込められているのだ…。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12901/

いろいろな意味で日本らしい映画なのかもしれないですね。
度重なる天災。日本ならばありうる設定です。救助に向かうハイパーレスキューと閉じ込められた元ハイパーレスキューの男。
水没というのはなかなか興味深い設定ですね。たしかに東京は海抜も低く、水害の可能性もありますよねぇ。フジテレビの球体展望台が落ちていたのにはチョットなぁと思うところもありましたが。
立川のハイパーレスキューがいる訓練所を見たことがあるのですが、本当に大変な仕事だと思います。救える命も多いでしょうが、救えない命もまた多いものです。特に大災害となれば・・・。トリアージの問題が今年指摘され、話題にもなりましたね。二次災害の可能性もあるので、切断しての救助などもありますし、苦悩は耐えないでしょう。その部分が描かれているのは好感が持てます。
ただ、最後の救出があまりにも奇跡的で、常人の動きではないのが少し冷めてしまう原因でした。ハイパーレスキューの隊長の描き方は非常に人間的であるのに対して、主人公が最後に超人的になりすぎた感じがしました。
ただ、災害に対する覚悟を促すのにも良い映画ではあったと思います。そして、ハイパーレスキューにも救えるものと救えないものがあることを知るのに良い映画だと思います。
http://wwws.warnerbros.co.jp/252/