相棒 劇場版 絶体絶命！42.195km 東京ビッグシティマラソン

ふと思い立って、23時過ぎからのレイトショーで観てきました。遅い時間でしたが、結構お客さんが入っていました。人気の高さがうかがえます。
相棒-劇場版IV-
テレ朝系のドラマから劇場版になった「相棒」。好きなドラマなのですが、さて映画はどうか・・・。杉下右京と亀山薫の微妙で絶妙なコンビが面白いですよねぇ。
今回は過激派の犯行に思われていた事件が実は殺人事件と関係していて、それがさらに連続殺人だと判明するところからスタートします。犯行現場に残された文字がチェスの棋譜だと杉下が見破ったことを発端に、次々と事件が展開していきます。
チェスの棋譜がキーワードとなって、解決していくかに見えた事件は、東京ビッグシティマラソンでの大量殺人の予告へと・・・。
亀山のダイハード的アクションと杉下の犯人との知能戦の両方が見られるのが相棒の良いところだと思います。今回はチェスのナゾが大きく、なかなか巧妙な感じに出来ていました。犯行の背後に隠れているのも、相棒らしく政治。
マスコミや報道を受けての国民の過剰反応がテーマです。テレ朝のドラマから出ている相棒ですが、「テレ朝が言うなよ」とかちょっと思ったりもしたのですが、ドラマ制作と報道は別組織だからまぁいいかなぁ。
「人間は忘れる生き物」「言っていることは正しいが、手段が間違っている」・・・。
本仮屋ユイカが好演していました。
相棒はやはりドラマでいいかなぁと思った映画でした。映画がTVドラマっぽくなってくるのは、やはり良くないのかなぁと思ってしまいます。映画らしい映画が欲しいですね。