‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

ドコでもこうなのだろうか??

http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20070926/1190793052

もう7年以上も前になるだろうか。大学院にいたころ、先輩の一人が自殺を図ったことがあった。幸い未遂で済んだが、学内でのこの手の話題というのは、本当に誰か死人が出たり、あるいは裁判沙汰にでもならない限り、学外には出て行かない。僕の知る限り、在籍した短い期間でも、暴力沙汰ありストーカー事件あり盗難に放火、そして自殺未遂と、「これが最高学府に在籍している人間のやることか」という話は山のようにあって、でもそれらのどれもが新聞沙汰や警察沙汰にはならない。僕がいたのは大学内では政治力の弱い文学系の学科ではあったのだけれども、それでも大学教授の権力と言うのは、世間一般が考える以上に陰湿で強大なのだ。
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理工学でも自殺する人って話では聞くけど・・・。
工学系では研究室単位とかで外に向けて研究成果を出さないと予算とかイロイロ来ないので、マスターの学生だろうが、学部生だろうが学会に論文提出とか口頭発表してこいとか言われるから、研究室内だけでゴニョゴニョなんて話にはあんまならないと思うんだよねぇ。ただでさえ人手が足りないし。人手不足で雑用ばっかになっちゃったり、教授同士が仲悪くて大変とかはあるみたいだけど・・・。
僕が学部生のときに先生から聴いた話を紹介すると*1、理系の研究室ってのは基本的にみんなが一定以上のレベルになるように、つまりは修士とかの学位を取らせるように動いているんだってこと。でないと、研究室のプロジェクトが進まなくなる。上の学生が下の学生を指導したりすることはもちろんだし、論文だって学位論文でなければ基本的には共著だし。
文学部はどうだか知らないけど、日本が官僚構造を持っているせいか、一人のトップを持っていればいいという考えがあるみたい。それは理系と文系が違うところだと思ってる。官僚構造って同期で入っても段々と減っていって最終的に残るのは一人とかでしょ。それが文系の大学院と直接関係してるとは言わないけど、そういうことを考えちゃうんだよね。
理系の研究室の構造は軍隊と似てると思うこともある。小隊長の下に、班長がいて・・・みたいな。軍隊の小隊なんかも全員が最低限のレベル以上になっていないとその一人のために小隊全滅しかねないから、必死に訓練させるんですよ。
そういう構造が絶対服従の命令系統になるのは良くないですが・・・。

*1:昔どこかで言った話だけど