‡A Case Of Identity‡

頑張ります!

NHKスペシャル「危機と闘う(2)」

軍事転用の戦慄・ロボットというテーマでやっていた。
これはある意味仕方がない。軍は金があるし、新たな技術の導入に対して貪欲ですからねぇ。
どこで歯止めをかけるかですよねぇ。インターネットの草創期は金を取るために核爆弾にも耐えうる強固なネットワークなんてことを言っていたそうですが、結局民間での有効利用ができているので、こういう形になればいいんですが・・・。
Thrun先生が出てました。三次元計測で実用的なものを探すと必ずこの先生が関わっています。陸の無人車輌ということでしたが、先生は空からの計測もやっていますしねぇ。使っていたレーザセンサがSICKでした。
無人ヘリではいつものヤマハのと、山海先生のところのHALと・・・。
ロボット三原則かぁ・・・。

  • 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
  • 第二条ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
  • 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

ロボット工学三原則

今回の展開ではこの原則を持ち出すことで逆に何かが薄れている気がする。それは今の無人機は少なくとも、そこに人が乗っていない、遠隔地からの操縦になっているわけで、結局攻撃の判断および実施は人間がやってるということ。ロボット技術を使ってはいるけど、判断できるのは今のところ人間だけです。コンピュータが決めているわけじゃない。攻撃目標を人間だと判断しているのも人間(熱源ということで人間を探しやすくしているということはあっても)。使用するのは人間。攻撃するのも人間であってコンピュータではない。
そして一度できた技術はなくそうと思っても失くせない。